嘘の息子覚書控え

本家の控え

2022-04-26

ふと思い立ち、ウィキペディアで『匣の中の失楽』を眺めてみる。
「1978年7月に単行本としてまとめられ幻影城から刊行、1983年12月に講談社から文庫版、1991年11月に講談社ノベルスとして再版、2002年10月に双葉社から文庫版が出版されたが、これらはすべて絶版。2015年に講談社から新装版として、再び文庫化された。」
Zがバイト先で聞き込み、興味を抱いて探し回ったという本は、時期的に講談社から出た文庫だろう。古本屋巡りが楽しかった頃。

ふの付く某所より、深夜の長距離バスの話題から。
「バスや飛行機で長い時間シートベルトをつけるときはベルトとお腹の間にタオルを挟むんだぞ
これだけでぐっと楽になる…」
バスでは値段が安い4列シートよりも割高な3列シートの快適性を選ぶべし、だそうで。飛行機に搭乗すると、離陸してから数分後にベルトを外してもOKというサインが出るので、締め付けに困った記憶がない。数分だよな、数十分後ではなかったはず。乱気流に揉まれたら話は別だろうけど。

「キャミソールを描いたやつにご褒美をあげるんじゃなくて
描かないやつに罰を与える方向でしか考えられないからお前は駄目なんだよ」

2022-04-25

あれれ、大島弓子の漫画はリベルテ144時じゃなくて『リベルテ144時間』だったのか。昔々にサンコミックスの表紙を見かけて、『銀河鉄道999』でも連想したのかな、どんなSF漫画だろうと想像したのが、とんだ勘違いだとは。大島弓子の漫画は未読ながら、もしかしたら「リリカ」24号の「ディーゼルカー」は見たことあるかも。

ふの付く某所より、嘘か真か、『妖精作戦』シリーズ5巻プロットの話題に寄せて。
「「ノブは遠く離れた宇宙で宇宙人に起こされて地球の滅びる光を見る」
だ」
嘘か真か。未プレイながら、『R.U.R.U.R ~ル・ル・ル・ル~ このこのために、せめてきれいな星空を』にビッグクランチ目撃ENDがあると見たような……試みに検索してみると……「全てのENDを見ると「夜間飛行」なるシナリオが始まります。」、なるほど。分厚い同人誌の「ジャンク・ヤード」で栗原繁名義の大長編後日談「イノセント・ボーイズ」があったけど、まだネットで公開されているだろうか。 

「喫茶店でご常連らしいおばさま達がどうやって死にたいか話してたら1人が「スナイパーにバーンと撃たれて即死、即死がいいわー」と言っていて最高のモーニングだった」

2022-04-24

得体の知れないマメ科の植物に水やり。しばらく天候不順らしいから、毎日でなくても平気だろう。これからは来年の種の確保。

ふの付く某所より。
「日本の推理小説はちょっとだけホモ匂わせするとよく売れるという伝統がある」
栗本薫の伊集院大介シリーズ、『天狼星』の1巻目までは読めたけど、2巻目以降から読めなくなって、だいたいその時期以降は栗本薫の著作シリーズ全般がそっちへ舵を切ったような印象が。全般ではなくて『グイン・サーガ』だけかもしれないけど。「ARE」が嘆いて、読むのはどこそこまででいい、みたいに書いてた覚えも。元より、いわゆる東京サーガの『真夜中の天使』みたいなのを書いていたのは承知だが、どうしてああも思い切ったのか。ブレーキが壊れたのか、タガが外れたか。

頭頂部から左側頭部に渡って、およそあらゆる交通手段の利用がためらわれるレベルの痺れ。これで手足の痺れや五感の異常が伴ったら即座に救急車を呼ぶところだけど、そういう異常は見られない。肩こりの延長か、栄養失調か、素人判断で保留。

「大学生の時の彼女にプロポーズする夢見て、起きたあと隣に寝てる妻見て少し申し訳ない気持ちになったことある」

2022-04-23

玄関の上に小さな蜂の巣、何年ぶりだろう。叩き落としたら卵はまだ産み付けられてなかった。

某所より。
「湾岸ポエムが沁みるのは、あれが「なにかに挫折した人の本音」として描かれているからなんだと思う。ある意味フィクションならではで。
実世界なら、失敗した人は沈黙するし。成功をつかんだ人は、それを盛ったり、つかんだことで失った何かは語らないだろうし。」
ポエムと呼ばれる文章が多数登場する漫画は、他では『風の大地』くらいしか思い浮かばない。もっとも、『風の大地』は台詞ではなくナレーションめいている。『風の大地』の文章は必ず末尾で、こういうのが始めと終わりにあったなあといくらか親しいのを思い出したのが『私立探偵レイモンド』。

名古屋へ旅立った。ダイヤ改正があって新幹線に乗りそびれたとか。

「面白い人って時には下ネタでも使って周囲を笑わせるけど、ああいうのってタイミングや緩急差で笑わせられてたりするので、そこを誤解して真似すると単にどぎついことを言う面白くない人が誕生するんだよな……(魅力的な面白い人に憧れて真似をする、という始動が間違っているわけではないので悲しい)」

2022-04-22

得体の知れないマメ科の植物、今年も少しばかりの収穫。マヨネーズで。

某所より。
「「ローマの休日」デジタルリマスター版が、5月13日に日本テレビ系「金曜ロードショー」枠で放送される。

(中略)

ローマの休日」が金曜ロードショーでオンエアされるのは18年ぶり。今回はオリジナルの新たな吹替版が届けられる。早見沙織がアン、浪川大輔がジョーに声を当て、そのほか関智一関俊彦茶風林、すずき紀子もキャストに名を連ねた。」
グレゴリー・ペック浪川大輔では貫目が足りないように思えたけど、当時グレゴリー・ペックが37歳で、今の浪川大輔が46歳と考えるとおかしくもない、か。わりと最近に見た覚えがあるのは、BSプレミアムの字幕版だったかな。吹替版を見たのは遠い記憶で、アン王女は池田昌子だった。能登麻美子か誰かが声を当てた気がしたけど、試みにウィキペディアを覗いてみると……記憶違いのようだった。

「私は高校生の頃と同じように静かに挨拶したんだけど、その子が普通に手を振りながら離れていくから気にしなくなったんだと思ってたけど、
今ふと、制服着なくなって怖い思いすることが減ったからなのかなって思った。」

2022-04-21

図書館から借りたものの、読まなかったり、途中までしか読めなかった本を返却。外食した店に置かれた少女漫画のタイトルが思い出せない。

ふの付く某所より。
「>ウェブ小説からミステリーの話題作が出てこないのはなんでだろう
ウェブ小説と相性悪すぎるからだよ
ミステリーって最後まで読ませてトリックで読者唖然とさせるのが多いけど
ウェブ小説ってそのトリックに辿りつく前のストーリーとかキャラに魅力ないと肝心のミステリー始まる前に読者離れるからだよ」
完結済みの作品を読み始めればハードルは下がるかな。逆に、毎日投稿する保証のある作者が毎日投稿するとか、完結済みの作品を分割もしくは一挙投稿するとか、手段が無いこともない。いずれにしても、大長編になると途中で離脱する可能性が跳ね上がるから、話数は長すぎないのが望ましい。ミステリーに限らず、大長編はだいたい途中で離脱する。

「>実際細かく読む人は本当に少ないらしい
漫画も小説も読み慣れてない人ほど全部の描写に等しく目を通すから引っかかりにくいかも
実際若い人が歌舞伎とか見れないのもどこを注力して見てどこは流し見で良いかわからないからなんだと」

2022-04-20

BSプレミアムの「シャーロック・ホームズの冒険」、今回も時間延長枠で「独身の貴族」。この度の再放送を見るより前に、唯一見覚えのあったのがこの回の、それも犯人の最後の場面なものだから、「シャーロック・ホームズの冒険」はホラー掛かったシリーズかと勘違いしていた。改めて見返すと、原作で読んだ「花嫁失踪事件」から大いに話が盛られて、犯人が財産目当てに結婚を繰り返すとか、犯人の非道を薄々知りながらも単身で詰め寄って危ない目に遭うヒロインとか、まるで昼メロみたいな情景も。次回からは最終シーズンに突入で、ジェレミー・ブレットの体調が悪く、撮影に苦心する場面も増えてくるのだとか。

南の記憶に拠ると、神保町の三省堂書店は四半世紀前の時点で時代掛かった造りだったとか。ふの付く某所では、40年ばかり前に今の店舗へ移転してきた、というコメントを見かけたものの、さすがに当時の話は分からない。

「自共同体内で差異を媒介できなくなると境界の侵犯によって興奮するしかなくなるんですが、何もかも切り崩した荒野に立ってはじめて、「エロ本は叱ってくれるお母さんのお陰で神秘のオーラを放ってたんだ」と気づくのです」