嘘の息子覚書控え

本家の控え

2019-11-08

某所より。
「ミステリの読み方は

1 解かずに騙されたい
2 解こうとして騙されたい
3 作中の情報で解きたい
4 メタ推理も含めて解きたい
5 ネタバレ調べて全部知ってから読みたい

とか色々ある」
ルナ・プリマの老店長曰く、「解かれぬ謎こそ魅惑の根源」。栗本薫の『鬼面の研究』では、ミステリー作家である主人公がとある読者の感想に対して鬱憤をぶちまけるような場面があったなあ。あそこは栗本薫の実体験だろうか。『鬼面の研究』はまんだ林檎で漫画化されていて、試みに検索してみると……今はなき「ピアニッシモ」で連載、と。2009年には「ポプラ社の隔月女性向けマンガ誌ピアニッシモが、1月24日に発売されたvol.7をもって休刊した。」という記事があって、その年に栗本薫が亡くなっているから、漫画もきっと読んでいたのだろう。

「昨日夫氏がうちの2歳児の肩を抱いて「お前は失敗してないぞ、『失敗したな!』と言ってくる奴はお前に失敗して欲しい奴だ、だけどお前は失敗してない、成功するための試行錯誤は失敗じゃない!!」と言ってて新人を育てる上司モードに入っとるな……と思ったんだけど、これ金言ですよね。胸に刻むわ」